|
杉は柔らかくキズの付きやすい素材です。でも、その柔らかさが、わたしたちをやさしく受け止めてくれます。杉の香りや手に触れたときの感触は心地よい気分にさせてくれます。
そんな自然な木の風合いを感じることができる教室をつくろうと、専門学校から依頼を受け、教室用のイスと机を納入したのが2002年の春。コンクリートの建物の中が心地よい空間に生まれ変わったと好評でした。
それから3年後の2005年春にも新設した教室に同じイスと机を発注いただき、納入しました。
この時のイスを改良したのがホームページの商品情報で掲載している「シンプルチェア」であり、デザインにカーブを取り入れたのが「カービングチェア」です。
その後、シンプルチェアが小学校の図書室に採用されたりと、教育現場では人や環境にやさしい国産材を取り入れる方向に進んでいると感じています。
そこで、今回は学校用としての耐久性を実証するために、「学校用家具−教室用机・いす」JIS S 1021に準拠した「イスの落下試験」を行いました。
試験場所は徳島県立工業技術センター強度試験室。イスの落下試験は、一つの脚に対して、その脚と対角線上の反対側にある脚を結ぶ直線が水平に対して10度傾き、残りの両足を結ぶ直線が水平になるように試験体を支える。
この状態のまま、試験対を200oの高さまでつり上げ、落下する。前脚の一つから10回、後ろ足の一つから10回行う。使用上支障のある緩み、破損、欠陥の有無を調べるというものです。
フラットな鉄板の上にイスを置き、10度傾斜の板に試験体を添えて一回、また一回と落下させました。何度落としても壊れる気配は感じられず、シンプルチェアの強さを実証することができました。
|