2007年3月25日「植林ツアーに参加」
ワイルドクラフトでは生産者が特定でき、安心で安全な素材を使った「ものづくり」をしています。なので、素材の生産現場に入り、木のこと、山のこと、自然環境のことなどの産地情報をホームページで伝えていきたいと、植林体験や伐採体験は毎回参加するように心がけています。
今年も20名ほどの植林体験ツアー参加者が神戸から貸し切りバスに乗ってやってきます。ツアー初日は杉の強度試験やモデルハウスと製材所を見学するのが恒例となっていて、築10年が経過したモデルハウスでは、落ち着いた木の風合いを体感することができ、製材所では無垢の床材の生産工程を見ることができます。
植林体験当日の朝、わたしは温泉宿で参加者と合流し、そのまま植林現場へと向かいました。ケヤキとミズナラとヤマザクラの苗を受け取ったとき、ふと、杉の苗が見あたらないことに気がつき、現場の人に声をかけると、今回は杉は植えないんです。と答えが返ってきました。
戦後、経済発展にともない、木材の需要を見込んで全国のいたるところに杉が植えられたそうです。でも実際には外国産材との価格競争に敗れ、杉材は計画通りに使われずに、今の日本の山は杉だらけの状態なのです。山の環境や生態系のことを考えると、杉の伐採跡地に植林する品種も広葉樹へと移行していく傾向にありますが、針葉樹と広葉樹のバランスのとれた健康な山になるまで、まだまだとてつもない時間が必用だといわれています。
苗とクワを持って現場に入り、地面のやわらかそうな場所を選んで穴を掘り、土の中の石ころや木くずをしっかり取り除いて苗を差して土をかぶせます。
今回の参加者は手慣れた人が多くて、アッという間に用意された場所一面に苗は植えられて植林体験も終了。昼食まで少し時間があったので、杉やヒノキの林を見て回りました。
山の持ち主の亀井さんの経営する「うどん屋」さんで昼食が用意されていて、山菜うどんをご馳走になり、お腹もいっぱいになったところで外に出ると亀井さんの愛犬「マリー」ちゃんを中心に記念写真を撮影しました。
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