自然の恵み - ものづくり日記 - 2007年12月2日「伐採ツアーに参加、その2」
2007年12月2日「伐採ツアーに参加、その2」

2007年12月2日「伐採ツアーに参加、その2」

温泉宿の夕食は鹿鍋をメインに山菜や川魚料理が並べられ、そして、マグロの刺身が山盛りで出てきました。旧木沢村から山を超えると海部郡に出られます。徳島県南部の海部漁港はマグロ船の基地でもあるので、山を越えてマグロを届けていただいたのでした。

最近の山の料理といえば鹿鍋が一般的です。熊やイノシシが減少しているのに対して鹿と猿は増加傾向にあります。植林現場では植えた苗をそのままにしておくと全部鹿に食べられてしまいます。そこで、防護柵を設置するなどの食害対策を実施していますが、それでも柵を乗り越えて苗は食べられてしまいます。

山ではさまざまな種類の木や草や動物や昆虫がバランスをとりながら持続できる環境をつくっているのです。しかし、現在の杉だらけの山ではドングリや落ち葉などの栄養分が減少しています。このままでは絶滅する動物や植物が出てくることも予測されます。人間と動物の間にも、さまざまな対立が生じているのが現状です。山が回復する力を失う前に針葉樹だらけの山からバランスのとれた雑木林に変えていく必要に迫られているのです。健康な山を取り戻すためには、わたしたちが杉の良さに気がつき、杉を沢山使うことが必要なのです。

今回も夕食の後で山や木の話になり、布団にもぐり込んだのが午前1時を過ぎていました。

伐採体験当日の朝を迎えました。本来ならば体調は整っていなければならないのですが、今回も睡眠不足となってしまいました。

伐採場所は前回と同じで、旧木沢村の亀井さんの山で行います。バスの入れるところまで行き、あとは徒歩で現場へと向かいます。

現場では山の仕事人がチェンソー片手に、伐採準備を整えていました。伐採する木の根元にチェンソーで切り目を入れ、そこにクサビを入れて斧でクサビを叩きます。木は徐々に傾き、地響きをたてて狙った方向に倒れていきました。伐採した切り株をカットしてもらい記念写真を撮影することにしました。

伐採体験も無事終了し、いつものように亀井さんの経営するうどん屋さんで昼食をいただき、災害跡地を見て回り、ツアー参加者の皆さんは神戸へと帰っていきました。

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